走行抵抗


車には走行抵抗という物がついて回ります。
走行抵抗を超える力を路面に伝えれば車は発進し加速するし、
その逆なら車は減速し、停止します。
そんなわけで走行抵抗が少ない車ほど楽に加減速ができて乗りやすい訳かというとそうでもなく、
走行抵抗が少なくても重い車はたくさんのエネルギーを必要とするし、
逆に走行抵抗が大きくて軽い車はあまり転がらないので速度の維持が大変だったりします。
この走行抵抗という奴は走行抵抗をFとすると、

F=A+BV+CV~2

といった感じになります。
A、B、Cは係数でそれぞれの車固有の値、Vは速度になります。
簡単に説明するとA項が静止摩擦、主にタイヤですね。
B項が機械の摩擦とかです。速度に一次比例していきます。
そしてC項が空気抵抗です。
これはシャーシで路上走行を再現するときの考え方なので違う考え方もあるかもしれませんが、自動車に関しては少なくとも燃費試験なんかはこの考え方が使われています。
日本と欧州はB項がなかったりしますが基本的な考え方は同じなはずです。

ここでゼロヨンチャンプの登場です。
先ほど書きましたが走行抵抗はF=A+BV+CV~2で表されます。
ここで注目していただきたいのがC項。
速度の二乗ですから速度が上がれば上がるほど走行抵抗は飛躍的に増えていきます。
しかしゼロヨンチャンプに関しては空気抵抗という物についてまともに考えているとは思えません。
まともに考えていたら500km/hまで加速するはずがありません。
というわけで私としてはゼロヨンチャンプの走行抵抗の概念がどうなっているのか是非開発者に聞いてみたいのですが、
それは無理な話なので今度自分で実際に計測して調べてみようかな。
なんだか訳の分からない話をしたあげくオチもなくてまとまらない話になってしまいました。
結論としては500km/hも出ちゃうゼロヨンチャンプ最高ってことでいかがでしょうか。